自閉症は親のしつけが悪い子供ではありません

自閉症の子供というのは、一見健常児とは区別がつかないのですが、自閉症の特徴であるこだわりが強いという点から外出中にもその特徴が突出してしまい声をあげたり、問題のある行動を起こしてしまったりすることが目立ってしまうのです。そして悲しいことに、未だに自閉症というのは親のしつけがしっかりしていない子供というレッテルを貼られてしまうので親も周囲の人間から理解されずに苦しむことになる場合が非常に多いのです。

自閉症というのは、しつけで対処できるものではありません。自閉症は脳機能の先天的な問題によって起こる脳障害の一つなのです。周囲の人たちの理解が得られないままですと自閉症の子供も社会に受け入れてもらうことが難しくなります。自閉症は本来知能の遅れは人それぞれですが、与えられた仕事は行えることも多いものです。また子供によっては特定の分野において特別な才能を開花することも多々あるのです。

こういった自閉症の子供に対して社会がもっと理解を深めることは自閉症児の将来の自立の為にも非常に重要な課題として取り組んで行くべきなのです。

コメントする